昨年10月末に開催した学生企画「国内留学体験」の様子が動画になりました。
前半1分弱は会の紹介となり、イベントの様子は1分8秒ごろから始まります。
新型コロナウィルス禍で航空機による海外渡航が制限されたため車いすの運び出しゼロ状態が続く中、カンボジアへ船便でリサイクル品を輸出している萠運輸(苫小牧市)様が同社のコンテナに車いすを積んでくれています。さらに同社の近澤洋太・代表取締役(当会理事)の仲介で、札幌市厚別区でリサイクルショップ「トレジャー王国」を営む株式会社「フェニックス」様(髙橋史生・代表取締役)もフィリピンに送り出すコンテナに車いすを載せてくれることになり、昨年10月に第1便を載せたコンテナ船が苫小牧港から現地へ向かいました。また、札幌西区でリサイクルショップ「モノココ」を営む株式会社「ルーツ・オブ・ジャパン」様(湊源道・代表取締役)のご協力でタイにも輸送しています。航空機利用の送り出しが「飛んでけ!車いす」だったとすると、船便はいわば「泳げ!車いす」。海外への搬出が厳しくなっている中では貴重なルートです。萠運輸の近澤代表取締役のインタビューと合わせて「車いすの泳ぎ方」をご紹介します。飛んでけでは、コロナウイルスの流行以降、このような方法で100台以上輸送しています。
「飛んでけ」で整備された車いすは約1カ月でカンボジアやフィリピンで待つ利用者の手元に届いています。「飛んでけ」から預かった車いすは、苫小牧にある萠運輸の倉庫で2~3週間保管し、カンボジアやフィリピン行きのコンテナに積み込みます。このコンテナは現地で販売する日本のリサイクル品がぎっしり積み込んでいますが、車いすはそれと紛れないよう最後に積み込んでいます。
2019年9月にインドネシアのチャハヤ・ムティアラという障害児者の支援団体に所属するKadek Jiandika Putra(カデック ジアンデカ プデラ)くん14歳(脳性麻痺)へ車いすを届けました。先日、チャハヤ・ムティアラにメールでヒヤリングを行い、返信が来たのでご紹介させていただきます。
身体に合った車いすを受け取ることができよかったです。チャハヤ・ムティアラのスタッフさんに協力してもらいながら、元気に生活されていることが、よく伝わってきました。ちなみに彼の車いすもJICA草の根事業のバリ整備講座の際に整備されました。
届いた車いすの使用者が、その後どういった生活をされているかはとても気になりますよね。
今後もそういったお話をストーリーにし、「車いすストーリー」ページにて紹介していきます。
Dear Michiyo
Hi thank you for your email.
We are so sorry for the late reply because we are a bit busy.
1. I Kadek Jiandika Putra
2. 14 Years old (Cerebral Palsy)
3. With his new wheelchair now he can use the wheelchair by himself and does not really need help any more, because the previous one he had is too big for him and not really comfortable for him.
4. With the new wheelchair now he is learning to move to the bed by himself.
5, Our friend here is helping him to fix and maintain his wheelchair.
Here is his photo.
Thank you.
Best regards YCMUJICA草の根技術協力事業「車いす整備・修理技術の移転 in Bali」の完了報告会は、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため会場での開催を中止し、1/31(日)13:30からオンラインで開催いたしました。当日の配信映像の準備ができましたので、皆さまに公開いたします。どうぞご覧ください。「飛んでけ!車いす」の会の事務所で zoom および YouTube ライブにて配信を行いました。映像の背景に、私どもの活動の原点ともいうべき、車いすが写っているのが見えると思います。本当は、もっと沢山あるのですが、廊下に一時的に移動して、場所を空けて撮影しました。また、当日オンラインで配信できなかった、チャハヤ財団作成の動画は、この案内の下の方でリンクを貼っています。併せて、ご覧いただけたらと思います。
JICA草の根技術協力事業「車いす整備・修理技術の移転 in Bali」で訪問していた、現地パートナーのチャハヤ財団(YAYASAN CAHAYA MUTIARA UBUD、インドネシア・バリ島)が、2020年11月に車いすの整備講座を自分たちで開催しました。これは、新型コロナ禍で、日本から訪問できなくなった代わりに、現地単独で車いす整備講座を開催できないものかと計画し、現地スタッフなどに働きかけて実現したものです。その時の映像がチャハヤから送られてきましたので、日本語字幕を付けたものを公開いたします。
また、本編はとても長いので、ダイジェスト版も合わせて公開いたします。我々「飛んでけ!車いす」の会では、日本国内で車いすを整備・修理して海外に送るという活動に加えて、車いすの整備技術を直接必要としている人達に伝えるということも行っております。映像を見て貰えば分かりますが、彼らはとても熱心に、そして真剣に、自分達の車いすを整備することを学んでいます。日本から送られた車いすが、こうして大事に長く活用されることになるのは、送り出す我々にとって、とても励みになります。是非、チャハヤからの映像をご覧になってみてください。よろしくお願いいたします。