独立行政法人国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業としてインドネシア・バリ島で展開した「車いすの整備・修理技術移転」事業のフォロー活動として、昨年(2022年)8月末に「整備技術移転の確認」プロジェクトを公益財団法人庭野平和財団の助成を受けて行いました。その結果、当会の車いす整備技術が現地で根付き、持続可能な状態になっていることが確認できました。
その折の動画をCahaya Mutiara UbudのKarmen君が編集して届けてくれました。
2019年9月にインドネシアのチャハヤ・ムティアラという障害児者の支援団体に所属するKadek Jiandika Putra(カデック ジアンデカ プデラ)くん14歳(脳性麻痺)へ車いすを届けました。先日、チャハヤ・ムティアラにメールでヒヤリングを行い、返信が来たのでご紹介させていただきます。
身体に合った車いすを受け取ることができよかったです。チャハヤ・ムティアラのスタッフさんに協力してもらいながら、元気に生活されていることが、よく伝わってきました。ちなみに彼の車いすもJICA草の根事業のバリ整備講座の際に整備されました。
届いた車いすの使用者が、その後どういった生活をされているかはとても気になりますよね。
今後もそういったお話をストーリーにし、「車いすストーリー」ページにて紹介していきます。
Dear Michiyo
Hi thank you for your email.
We are so sorry for the late reply because we are a bit busy.
1. I Kadek Jiandika Putra
2. 14 Years old (Cerebral Palsy)
3. With his new wheelchair now he can use the wheelchair by himself and does not really need help any more, because the previous one he had is too big for him and not really comfortable for him.
4. With the new wheelchair now he is learning to move to the bed by himself.
5, Our friend here is helping him to fix and maintain his wheelchair.
Here is his photo.
Thank you.
Best regards YCMUJICA草の根技術協力事業「車いす整備・修理技術の移転 in Bali」の完了報告会は、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため会場での開催を中止し、1/31(日)13:30からオンラインで開催いたしました。当日の配信映像の準備ができましたので、皆さまに公開いたします。どうぞご覧ください。「飛んでけ!車いす」の会の事務所で zoom および YouTube ライブにて配信を行いました。映像の背景に、私どもの活動の原点ともいうべき、車いすが写っているのが見えると思います。本当は、もっと沢山あるのですが、廊下に一時的に移動して、場所を空けて撮影しました。また、当日オンラインで配信できなかった、チャハヤ財団作成の動画は、この案内の下の方でリンクを貼っています。併せて、ご覧いただけたらと思います。
JICA草の根技術協力事業「車いす整備・修理技術の移転 in Bali」で訪問していた、現地パートナーのチャハヤ財団(YAYASAN CAHAYA MUTIARA UBUD、インドネシア・バリ島)が、2020年11月に車いすの整備講座を自分たちで開催しました。これは、新型コロナ禍で、日本から訪問できなくなった代わりに、現地単独で車いす整備講座を開催できないものかと計画し、現地スタッフなどに働きかけて実現したものです。その時の映像がチャハヤから送られてきましたので、日本語字幕を付けたものを公開いたします。
また、本編はとても長いので、ダイジェスト版も合わせて公開いたします。我々「飛んでけ!車いす」の会では、日本国内で車いすを整備・修理して海外に送るという活動に加えて、車いすの整備技術を直接必要としている人達に伝えるということも行っております。映像を見て貰えば分かりますが、彼らはとても熱心に、そして真剣に、自分達の車いすを整備することを学んでいます。日本から送られた車いすが、こうして大事に長く活用されることになるのは、送り出す我々にとって、とても励みになります。是非、チャハヤからの映像をご覧になってみてください。よろしくお願いいたします。