JICAカンボジアプロジェクトで、現地の方に車いすのまま乗車可能な車をご紹介いただきました。
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【カンボジアで車いす整備講習】第2回ワークショップ開催
1月28日~2月3日にプノンペンで行われた、第1回目のワークショップの情報ページを公開しました。
第1回ワークショップ【2023年1月28 – 2月4日】
https://cambodia-pj.notion.site/1-2023-1-28-2-6-4a9ccb705d024066aba85178c1f11ee6
次回のワークショップは2月28日からプノンペンで開催いたします!
第2回目ワークショップのFacebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/693350075911707/
第2回目では1回目とは異なる内容の講習内容となります。
次回もお昼頃にインスタライブを配信しますので、ワークショップの様子をご覧ください。
https://www.instagram.com/_tondeke/
JICAカンボジア事業が正式に開始
8月に「飛んでけ!車いす」の会で正式にJICA草の根技術協力事業の契約を結び、事業を開始することになりました。
前回のインドネシアでの活動に引き続き、カンボジアでも当会の整備士が現地に渡航して整備技術を伝えます。
今回の支援対象となっている現地団体は主に以下の3団体となります。
Cambodian Handicraft Association (CHA)
The Phnom Penh Center for Independent Living (PPCIL)
Disability Development Services Program (DDSP)
今後の活動にご注目ください!
こちらにカンボジア事業の情報を公開しておりますので、気になる方はご確認ください!
(更新中の内容になります)
車いすストーリー②
JICA世界の笑顔
パプアニューギニアの総合病院へ
JICA「世界の笑顔のために」プロジェクトで運んだ車いすが、パプアニューギニア・オロ州の総合病院に届きました。
JICAから派遣され、理学療法士をしていた田中さんからレポートをいただいたので掲載します。
まず、この病院は地方にある中でも大きい病院で、日本でたとえるならなら中核病院でしょうか。州に一つのみの総合病院で、医師は5名、理学療法士は1名だけでした。物資も設備も十分とは言えず、大きな手術は行えません。日本であればすぐ手術を行う骨折なども、大人数がかりで骨を引っ張り、ギブスで巻く処置を行う、といった具合です。右の写真は同僚とともに、小児疾患である先天性内反足のギブスによる矯正を行っているところです。
まず、この病院は地方にある中でも大きい病院で、日本でたとえるならなら中核病院でしょうか。州に一つのみの総合病院で、医師は5名、理学療法士は1名だけでした。物資も設備も十分とは言えず、大きな手術は行えません。日本であればすぐ手術を行う骨折なども、大人数がかりで骨を引っ張り、ギブスで巻く処置を行う、といった具合です。上の写真は同僚とともに、小児疾患である先天性内反足のギブスによる矯正を行っているところです。
また、今回寄贈していただくことのできた車いすについては、日本であれば病院のみならず、公共施設や商業施設でも借りることができますが、この病院では3~4台しかなく、それも背たれが剥がれていたり、タイヤはなくホイールだけ、写真では見えないですがフットレストも片方なくなっているというような状況でした(写真2)。また、部署によってはそもそも車いすがなく、大人の患者さんを含数人で抱きかかえて移動させることもあります。
その他の歩行補助具として松葉杖も使っています(写真3)。よくできた普通の杖に見えますが、実はこれ、茶色の部分は病院の用務員さんが手作りで補修、作成しているのです。手作りの部分は木製のため、全体的に重いです。日本で使われている様々な道具は非常にクオリティが高く、本当に使いやすいなと感じさせられました。
今回コロナのため帰国してしまい、実際に寄付されたものが活用されているところまで確認することはできませんでしたが、このような皆様の協力により、少なからず途上国の医療体制が良くなることを知っていただければと思います。
また、今回寄贈していただくことのできた車いすについては、日本であれば病院のみならず、公共施設や商業施設でも借りることができますが、この病院では3~4台しかなく、それも背たれが剥がれていたり、タイヤはなくホイールだけ、写真では見えないですがフットレストも片方なくなっているというような状況でした(写真2)。また、部署によってはそもそも車いすがなく、大人の患者さんを含数人で抱きかかえて移動させることもあります。
今回コロナのため帰国してしまい、実際に寄付されたものが活用されているところまで確認することはできませんでしたが、このような皆様の協力により、少なからず途上国の医療体制が良くなることを知っていただければと思います。
田中啓介(たなかけいすけ)。2019年7月から
パプアニューギニアに派遣(コロナ禍により
2020年8月に特別短縮)。職種は理学療法士。
派遣前は病院に勤務。岐阜県出身。28歳。
メールマガジン「とべとべ」第4号
2021年2月27日配信
日が長くなり、春が待ち遠しい毎日ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
ベトナム学生・技能実習生支援のお願い
「飛んでけ」とベトナムは、車いすを600台以上送っていることに加えて、ベトナム人留学生や技能実習生とプロジェクトを進めるなど深い縁があります。新型コロナウイルス禍で留学生たちの生活は厳しさを増しており「学費を支払うのが大変」「バイトがありません」など苦しい声が頻々と聞こえてきます。この窮状を少しでも救いたく、当会として「物資支援」を下記要領で行うことにしました。皆さんの格段のご協力をお願いいたします。
- 集める物資:食料品(米、乾麺、レトルト食品、缶詰などで賞味期限が5月末以降のもの)
- 受付日:毎週火曜日、土曜日の午後、事務所へお持ち込みください。(3月20日締め切り)
大量の場合には引き取りに伺うこともできます。
多くの食料品が集まり、ベトナムの方の支援で余るようでしたら、ほかのお困りの方に役立てる場合があります。
この動画は、昨年ベトナムから来ている皆さんへヒアリングを行った際に私たちに披露してくれた、ベトナムの曲です。
JICA草の根協力事業「車いすの整備・修理 in Bali 」終了
足掛け3年にわたるインドネシア・バリ島での事業が終了しました。昨年4月に予定していた最終回の講座はコロナ禍で私たちが渡航できず、それまでに養成した現地トレーナー3名が中心になり、ワークショップを3回開催しました。
その様子や、1月31日に事務所で行った事業報告会の模様は当会ホームページから見ることができます。
会費支払いは郵便振替かSyncableで!
2021年度会費は、郵便振替かweb決済サービスのSyncableをぜひご利用ください。特にSyncableは手数料がかかりません。下記からどうぞ。
会費:https://syncable.biz/associate/tondeke/donate/membership
ご寄付についてもSyncableにて受け付けております。
ご寄付:https://syncable.biz/associate/tondeke/donate/
感想文「インターンシップを経験して」植木征司(市立札幌開成中等教育学校5年)
NPOインターンシップに参加した私は、「飛んでけ!車いす」の会さんでインターンをさせてもらう事になり、ここ数ヶ月間、講演会のお手伝いをしたり、車いすの学校に参加したりしました。中でも、印象に残っている活動は「車いすの学校」です。
私は工具を握ったことすらほとんど無かったので、全てが新鮮でしたし、整備を学んでいる中で、みなさんの使う人への心配りがひしひしと伝わってきて、感激しています。
また、車いすの乗車体験もさせてもらいました。視線と車輪の位置関係を頭に入れて置かないと、上手いこと方向転換できなかったりしたので、簡単なように見えて奥が深いのだな、と感じました。